🌸40代からの体は変わる ― ダイエットのスタートラインを整える

―― “昔の体”を追いかけるのではなく、“今の体”と手をつなぐことから

40歳を過ぎてから、「あれ、前と同じことをしても痩せなくなった…」
そんなふうに感じたことはありませんか？

私もまさにそうでした。
昔と同じ食事、同じ運動。なのに体が“反応しない”。
最初は「努力が足りないのかな」と落ち込んで、
ついには鏡を見るのも少し怖くなってしまった時期があります。

でもね、あのときの私は“努力不足”ではなく、ただ“体の変化”を知らなかっただけでした。

🍀 40代の体は「減る」より「変わる」

20代・30代と違って、40代の体は静かにバトンタッチをしています。
筋肉量が少しずつ減り、代謝が落ち、ホルモンのバランスも変わってくる。
これは「老化」ではなく、「新しい体への切り替え期」。

たとえば——

• 基礎代謝が下がって“燃えにくくなる”
• 女性ホルモン（エストロゲン）の低下で脂肪がつきやすくなる
• 睡眠の質が落ちて、回復力が下がる

体は年齢とともに変わるけれど、
それに合わせたケアをしてあげれば、ちゃんと応えてくれる。

💪 「減らす」ではなく「育てる」にシフトしよう

昔のように“食べないダイエット”で体重を落としても、
筋肉まで減ってしまうと、代謝がさらに落ちてリバウンドしやすくなります。

40代からは、**「減らす」よりも「育てる」**がテーマ。
筋肉を育てて、血流を良くして、体の中から整える。

たんぱく質をしっかり摂り、
軽い筋トレやストレッチを日常に取り入れるだけで、
体は静かに変わっていきます。

☀️ 代謝のスイッチを入れる朝のルーティン

朝のたった10分で、代謝を上げるスイッチを入れられます。
たとえば——

• コップ一杯の水を飲む（血流が動き始める）
• 軽くストレッチをする（筋肉に酸素が届く）
• 朝日を浴びる（体内時計とホルモンが整う）

朝の習慣は、心にもスイッチを入れてくれます。
最初は億劫でも、続けるうちに“体のエンジン音”がわかるようになってくるんです。

🍙 食べることを恐れない

「食べたら太る」という思い込みで、
食事を抜いたり、制限しすぎたりしていませんか？

40代以降の体に必要なのは、食べる勇気です。

食べ物は、体を動かす燃料であり、
筋肉や肌、髪、心までも作る「材料」。

食べないダイエットは、“体づくりの材料不足”ダイエット。

炭水化物・たんぱく質・脂質――この3つが揃ってこそ、
脂肪は燃えて、体が締まっていきます。