🔥 脂肪が燃えるしくみ ― 体の中で起きていること

以前紹介した脂肪燃焼の仕組みをもう少しわかりやすく書き直してみました

―― HSLちゃんとミトコンドリアくんの小さな大冒険

「脂肪を燃やす」ってよく聞くけれど、
実際に体の中で“何が燃えているのか”って、知っていますか？

答えは、脂肪がそのまま燃えているのではなく、
体の中のチームワークによってエネルギーに変えられているんです。

その主役たちは——
💗 脂肪細胞ちゃん と 🔋 ミトコンドリアくん。
今回はその2人（？）の物語で、脂肪燃焼の流れを見てみましょう。

🍬 1. 脂肪細胞ちゃん ― 体のエネルギー倉庫

脂肪細胞ちゃんは、言わば「エネルギーの貯金箱」。
食べたごはんやおやつの余ったエネルギーを中性脂肪として保管しています。

でも、何もしないでいると、
この貯金がどんどん増えて、パンパンに……。

⚡ 2. HSLちゃん登場！ 脂肪分解スイッチON！

運動をしたり、体を温めたりすると、
ホルモン感受性リパーゼ（HSLちゃん）が目を覚まします。

HSLちゃんは、脂肪細胞ちゃんにこう言います。

「ちょっとエネルギー貸して〜！」

その合図で脂肪細胞ちゃんは、中性脂肪を分解して
脂肪酸という小さなエネルギーのかけらを放出します。
これが“脂肪が分解される”という瞬間なんです。

🔋 3. ミトコンドリアくん ― 体の発電所

脂肪酸は血流ちゃんに運ばれ、筋肉の中へ。
そこに待っているのが、発電所の番人「ミトコンドリアくん」。

彼は脂肪酸を受け取って、
まるで焚き火のように“燃やして”エネルギー（ATP）を作ります。
このエネルギーが、私たちの動き・温もり・生命活動を支えてくれます。

💓 4. 燃焼の連鎖が生まれる

運動すればするほど、ミトコンドリアくんは増えて、元気になります。
筋肉が増える＝ミトコンドリアくんの家が増えるということ。

だから、筋トレやウォーキングを続ける人ほど、
脂肪が燃えやすい体に育っていくんです。

ミトコンドリアくん：「もう少し燃やせそうだね🔥」
脂肪細胞ちゃん：「じゃあ、また少し貸すね！」

こんな小さな会話が、体の中で毎日くり返されています。

🩵 5. 食べることも“燃焼”の一部

「動く」だけでなく、「食べる」ことも脂肪燃焼に欠かせません。
たとえば、タンパク質やビタミンB群、鉄などは、
ミトコンドリアくんが働くための“燃料”。

食べないダイエットは、
ミトコンドリアくんが「ガソリンがないよ〜！」と困る状態なんです。

だからこそ、Utaでは「ちゃんと食べて燃やす」を大切にしています。

🌿 Uta的まとめ

ステップ	働き手	役割
① 脂肪を貯める	脂肪細胞ちゃん	エネルギー倉庫
② 分解する	HSLちゃん	脂肪を分解して脂肪酸に
③ 運ぶ	血流ちゃん	筋肉まで運搬
④ 燃やす	ミトコンドリアくん	エネルギーに変換

“燃やす”は努力じゃなく、チームワーク。
だから、体の中の仲間たちを責めずに、味方にしていこう。

💬 筆者のひとこと

昔は「汗をかけば脂肪が溶ける」と本気で思ってました。
サウナで20分粘っても、減ったのは脂肪じゃなく水分だけでした（笑）